この大人気コンテンツ、早くも2回目です。
大人気というにはほど遠いと思います。それに全然早くないです。
いいのいいの、私の中では大人気なの。
それじゃ言うたもの勝ちじゃないですか~。
今回取り上げるのは、主にサイトのトップでよく見かけた、この文章です。
…日本人以外お断り、ってことですか?
そうじゃなくて、このページには英語ページはありません、日本語しかありません、って意味。
なんでまたそんなことを書いてるんですか?
これはだね。インターネットが普及しだしたときの時代背景によるものなのよ。
そうなんですか?
うむ。当初は情報のほとんどが英語で書かれた物であったのよ。
日本語のページは少なかったんですか。
個人や企業、学校や官公庁などがサイトを立ち上げていたが、今と比べれば信じられないくらい少なかったな。
はあ。
インターネットと言えば、まあ今でもそうなんだが、世界への入口でもある。 同時に日本のサイトも、世界から見られるようになりつつあった。
そうなりますね。
日本のサイトは、そのために、内容を英語で書いた英語バージョンのサイトを用意しているところも多かった。 大きな企業や、大学などがそれにあたるかな。
外国からも注目されやすいですものね。
一方個人サイトはというと、そういう英語のページを必ずしも用意できるとは限らないわけよ。
そうですね。
そこで登場するのが最初に挙げた文章でございまして。
なるほど。このページには英語版は無いよ、ってことを言ってるんですか。
日本人の正直さというか、おくゆかしさというか、悪く言うと劣等感がにじみ出たような言葉だなーって思います。
劣等感まで言っちゃいますか。
でも、僕は実際の所どう思われてたのかというのが知りたい。
といいますと?
だって、今だって自分が外国のサイトに行くと、当然言葉なんてわからないけど、 貼ってある絵などに見入っちゃうことはよくあるわけで。
そういえば所長は最近海外のイラストSNSにも登録したんですよね。
そうなると、言葉の問題なんざ小さくなる物じゃない。 「能書きはわかったから早く絵を見せてくれー」って気持になるよね。
…えっ、そうなんですか?
だからさ、当時日本のサイトを見に来た方も「ああまたここにもJapanese Onlyとか書いてるよ。わかったから見せろよー」とか 一笑に付して気にせずに見てくれてたのか、それとも、ってこと。
ああー、わかります。
だろ? だろ? 芸術に言葉の壁なんか無いんですよ! 言葉よりもハートなんですよ!
でも、最初に思った「日本人以外お断り」な印象は全く揺るがないですよ私。
…ちっ、ごまかせなかったか。