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ムーンホイッスルをWindowsXP/2000/NTで動かす場合。

ツクール95で作成されたゲーム「ムーンホイッスル」をWindowsXP搭載機で実行すると、
実行そのものに影響はないにしても、画面が正しく表示されないことがあります。

ESCキーで出てくるメニューや、セリフ中の選択肢を表示するところがあります。
そこでカーソルを動かして選択、決定をするのですが、フルスクリーンだと
カーソルが当たったところが黒く塗りつぶされ、字が読めなくなります。

Windows98 Second Editon で起動時、カーソルで選択された「はじめから」という文字が読める。
Windows98 Second Editon(+VirtualPC) で起動時のメニュー画面

WindowsXP Home Edition で起動時、カーソルで選択された「はじめから」が読めなくなっている。
WindowsXP Home Edition(+VirtualPC) で起動時のメニュー画面

この現象が起きるのは、OSでの透過色の解釈の違いからなんですって。
「同じWindowsなのに…」と思われるかもしれないんですが、Windowsには大きく分けて2種類あって、
ゲームを生成したツクール95は俗に9X系と呼ばれる系統のOS、Windows95/98をターゲットに作られているようです。
かたや、WindowsXPや2000は俗にNT系と呼ばれている系統で、どうもこっちでの動作は保証してなかったようなのですよ。

このNT系のOS、NT4.0,2000,XPとで実行したら、全て同じ現象が起こりました。
一方9X系のOS、95,98,Meでは全くこのようなことにはならなかったです。

また2000、XPには9X系のアプリを動かすための互換モードが使えますが、APIが変わるのみであり、
透過色の解釈というところまでは変更はないということです。

ということで、ツクール95のゲームを2000、XPで動かすときにこのような現象になるのはOSの仕様ですな。
たぶんどうしようもないと思います。

仕方ないんで、どうしても気になる場合は、ゲームを起動するごとに以下のようにしましょう。

(1) ゲームを起動する。
(2) 「はじめから」または「続きから」で、ゲームを始める。
(3) 主人公たちを動かせる状態(ESCでメニューが出る状態)になったらモード変更。
「システム」→「ウィンドウモード変更」と選択し、ウィンドウモードにする。
(4) 剣のマウスカーソルが現れたら、ゲーム画面中のグラフィックの白いものをポイントする。
剣カーソルは、剣の先っぽを「白いもの」に合わせるようにします。
白いもの
(5) ウィンドウモードをフルスクリーンにする。
マウスには触れないで、 メニューから「システム」→「ウィンドウモード変更」と選択する。
マウスに触らないのはずれちゃいけないから。

おそらく、ツクール95で生成されたゲームは全てこれでできるんじゃないかなと思います。

白いものが表示されてないと使えないですけどね。