ROOTWEB企画ドラえもんゲーム列伝

ドラThink のび太のわくわく頭脳アドベンチャー

学習ソフト。
発売は小学館だが、開発はフリューのようです。

あー、フリューのUIだなぁー。(そうとも限らない)

誤ってゲームの賞品になってしまったドラちゃんを救出すべく、いつもの4人がゲームの世界に入っていくストーリー。
ゲームはパズルのような問題を解いて敵を倒していくという内容。

1ターンにつき1枚、問題のカードを選択します。
カードには問題の種類が書かれており、それぞれ5問出題されます。
制限時間内に問題に答え、正解数に応じて敵キャラにダメージを与えられます。
5問全問正解だと大ダメージを与えられます。

問題のカードは選択するほど、熟練度が上がっていきます。
熟練度が上がると難易度も上がっていきますが、その分与えるダメージも上がっていくという仕組みです。
さらに敵の属性と問題の属性と合致すればダメージが上乗せされたり、ひみつ道具で攻撃や体力回復等したりと、戦略性も高いです。

ただ、この熟練度(=難易度)の上がり方がかなりエグくてですね。
上がりすぎて「これ本当に制限時間内に答えられるの?」と、かえって自分の首を絞めていくことにもなります。
ラスボスに到達した頃には、全問正解どころか、1問でもできるかどうか、といったところでした。
ほぼカンにもなってしまい、考える力を育てることになるのかは大いに疑問です。

一応攻撃手段は問題カードだけでなく、ひみつ道具によっても行えます。
これで倒せば熟練度上昇の条件にはならず、難易度上昇は抑えることができる…のかな。
ただそれを知らないでどんどん問題を解いていき、上昇しきってしまうと、ほぼ詰みなんじゃないですかね。
難易度上げすぎたから少し下げてくれる、という忖度もないようです。

条件は不明ですが、プレーしてると、休憩を促すメッセージが出ることがあります。
毎日トレーニング(ランダムに選ばれた3種類の問題を時間内に何問も解いていくモード)の直後に表示されると、 「これからストーリー進めたいのに!」と出鼻をくじかれるような感覚になります。
最近のゲーム機にはペアレンタルコントロールがありますが、コントロールされる側の気持ちはこのようなんでしょうか。

私が一番難しいと感じたのは、左右の個数が一致するか否か答える問題。
2択でしかないのに正解率が異様に低く、すっかり苦手意識がついてしまいました。

正答率も全問題の中最低になってましたorz

お勧め度:☆☆☆

問題が解けるうちは楽しいけど、難易度上昇が足かせになり、だんだんキツくなってくるのは、ちょっとツライですね。