ROOTWEB企画ドラえもんゲーム列伝

ドラえもん のび太と妖精の国

1993年に、エポック社から発売されました、スーパーファミコン初参入のゲームです。
スーパーファミコンのは全部で4本あり、私はSFC4部作と呼んでます。勝手に。

突如現れた魔物にさらわれた、のび太たちを救出しようと、ドラちゃんが妖精の国を目指して東奔西走するアクションゲームです。
難易度もかなり低めで、充実の一本だと思います。

今でこそ、リサイクルショップのジャンクコーナーの常連ですが、少し昔だとかなりお高い値段なのでしたよ。4桁円とか当たり前の世界なのでした。
ジャンクでも、ジャンクらしからぬ値段になってることもあります。
発売当初は全くプレーすることができず、かなり後になってようやくプレーかないました。

コンティニューがパスワード制なのですが、このパスワード、ゲームオーバーにならないと見ることができないのがかなり残念なところです。
調子に乗って残機を上げていると、終わりたいときに、増やした残機を全て潰さないといけないという羽目になります。
この作業が精神的にきます。
数あるゲームの中でも、まさか、残機アップアイテムが罠であるゲームはこれくらいでしょう。
ゲームオーバーになっても、ペナルティはほとんどないことから、このゲームに限り、残機アップはほとんど意味がないともいえます。

また、スーパーマリオなどの他のアクションゲームではおなじみの、いわゆる中間地点制度がありません。
ゴールに到達しない限り、やられると問答無用でステージ最初まで引きずり戻されます。
ライフ制でもあるので、すぐにやられることはないのですが、これも残念なところですね。
その後のゲームでも中間地点がなかったり、手動だったりしたことから、どうもエポック社は中間地点を設けるのが嫌いだったのではとかんぐってます。

それと、メッセージ速度が非常に遅く、かったるいです。
飛ばすこともできないので、会話をするのも嫌になります。
謎解きをしてフラグ立てしていく方式なのに、これは厳しいです。

アクションに熟練した方なら、簡単すぎる印象かもしれません。
「こんなの簡単すぎる!」という方は縛りプレーをお勧めします。
追尾弾を打てる、アタールガンがゲーム後半から使えるのですが、これを封印してみたり。

お勧め度:☆☆☆

システム面がちょっと残念だけど、良作だと思います。