ROOTWEB企画ドラえもんゲーム列伝

ドラえもん のび太と復活の星

実はこれがドラちゃんゲーム、おそらく唯一のマルチタイトルでして、 少しだけ遅れてセガサターン版が発売されています。
そっちも入手したかったんですが全く見つかりませんでしたorz

環境破壊に遭った惑星を舞台にドラちゃんたちが冒険するゲームです。
音楽はプレイステーションらしく、CD-DA音源となりました。
これが「本当にドラちゃんのゲーム?」と思うくらいかっこええです。
作曲誰なんだろう。

内容はごく普通の横スクロールアクションです。
特徴的なのは、複数のラインが並んでおり、そのラインを自由に行き来することができることです。
また、途中で秘密道具の選択があり、その選択により、ステージが変わる箇所があります。

さて、このゲームなんですが、実はプレイステーション3部作は全然クリアできてません。全滅です。
尋常じゃない難易度で、私にはとても無理でした。
なので、あまりレビュー的なことを書くのもどうかと思いますけど、 私としてはこのゲームは、残念ゲームな気がします。

まず画面構成。
ステージはポリゴンで描かれていますが、自キャラはプリレンダリングのキャラクターです。
敵もポリゴンだったりプリレンダリングだったりと一定しません。
どっちかに統一して欲しいなって思うんですがね。
(そしてこの違和感は、次回作でさらに如実に現れることになります)

そして、難易度。
子供のみならず、大の大人でも苦労しそうです。
ライフ制と少し特殊な残機制なのですが、残機をつぶして当たり前と思われるステージもあったり、 少なからず理不尽さが否めないというところです。

少し特殊な残機制というのは、レギュラー5人のうち一人ずつが自機となるもので、 一人以上潰れていて、生きてるキャラクターがライフ満タンの状態でライフ回復を取ると、 潰れていたキャラクターにライフがまわされて復活するという方法だからです。
まあ、後半になると、この方式も全く意味がなくなるんですが。

ちなみに、プレイステーション3部作には「復刻版」と書いているものもあります。
これは、価格を改定して再販したもののようです。
無印のものは5800円、「復刻版」は2800円のはず。
当初はこの「復刻版」の方しか見ることはありませんでした。
なんでこんな呼び方にしてるんでしょかねえ。

最初、プレイステーション版とセガサターン版とあると書きましたが。
後発のセガサターン版のほうが、実は完成度が高いようです。
無駄なステージをカットしたり、演出がほんの少し違っていたりします。
セガサターンをお持ちであれば、こっちをお勧めします。

お勧め度:-

サターン版は今も探してます。扱ってる店少ないんだよなぁ。


■追記2017/06/17

サターン版クリアしました。

プレイステーション版の記憶があったので不安ではあったんですが、なぜかあっさりとクリアできました。
ん? 私の思い違い? と思ったんですが、どうやらサターン版とプレイステーション版とでは難易度が違うようです。
それが如実に表れるステージが、セントラルタワーをバリアを破壊しながら登っていくステージ。
プレイステーション版にいた敵キャラやギミックの一部が、サターン版でカットされているようです。
クリアできたのはうれしいんだけど、なんだかすっきりしません。

サターン版の方が、世に出たのがわずかに後発と先にふれましたが。
敵キャラだけで無く、一部のステージ(とBGM)がカットされているのが確認できました。
またアドベンチャーパートの背景も一部書き換えられているようです。
サターンはポリゴン描画が苦手で、ポリゴンキャラがメタメタになっているのがちょっと残念ではありますが、
それ以外だと難易度調整が行われているようで、その辺は好感が持てます。

このゲームは世間ではクソゲーとされているそうで。私もそう思います。
アドベンチャーパートとアクションパートが交互になって進んでいくゲームなのですが、
このアドベンチャーパートに力を入れすぎて、アクションパートがおろそかにされている感じがします。
長い長い会話の合間に、少しだけアクションゲームが入っている…という印象です。
CD-ROMの利点を活かし、フルボイスのドラマを入れるのは結構ですけど、
私としてはアドベンチャーではなく、アクションゲームをやりたいわけで、この辺が正直大きくマイナスだと思います。
ストーリーも重ためのものなので、気持ちが萎えてしまうのですよ。

お勧め度(SS版):☆☆

PS版は…きついですorz