ROOTWEB企画ドラえもんゲーム列伝

ドラえもん ノラのすけの野望

ゲームギア本体は所持してないので、レトロフリークでのプレーとなります。

説明書も何もないし、ストーリーも説明されないのですが、
サブタイトルからして、ドラちゃんがノラの助という奴をとっちめに行くゲームだと類推します。
RPGならともかく、アクションゲームですし、ストーリーなんぞは脳内補完でええねん。

4ワールドの各4ステージの全16面です。 各ワールド最後にいるボスを倒して次のワールドに進めるという一般的な作りです。

ドラちゃんが自キャラの横スクロールアクションなんですが、これがめっぽう難しいですorz
ドラちゃんゲームはライフ制の残機制というのが大半なのですが、これは一撃死。
一撃死のゲームもそこそこあるのですが、ストレスばかりたまってあまり好きになれないです。
(プレイステーション2作目、ゲームボーイ1,2作目)
最初は普通に遊べるのですが、ステージが進むに連れ、初見殺しのギミックや敵が多数押し寄せ、 途中で投げ出したくなりますorz

道中にはショックガン、空気砲、ひらりマントといった攻撃用アイテムがあり、取得することで使うことができるのですが、
ダメージを受けるとこれらのアイテムを失うだけでミスにはならない、というルールになっているようです。
魔界村で見られる、いわゆる鎧制度というものですね。
ただこの鎧制度、アイテムは1ステージに1回しか取得できず、登場しないステージも多数あり、
さらにはステージクリアしても持ち越しができない為、有用度はとても低いです。

さらにさらに、この鎧制度でも、ダメージを1度受けても無敵時間があるわけではなく、
連続して受けることもあるようで、全く当てにならないものみたいです。
(プレー動画を見ると、敵の発射した弾に当たり、アイテムを失って飛ばされた先で同じ弾に当たる、ということが頻発してたようです)

先にも書きましたが、本当に酷い難易度です。死んで覚えろというタイプのようです。
昔だったらいざ知らず、現代では受け入れがたいスタイルですね。
ゲームギアは画面が小さい為、画面外から突然敵やトラップが襲ってくると非常に辛いです。

残機数はそこそこ増やす手段はあるものの、コンティニュー制限があり、この上の難易度です。
よしんばコンティニューしたところで、各ワールドのステージ1からのスタートとなり、泣きそうになりますorz
クソゲーと言うよりは、Nintendo64の2作目のような、システムが残念なゲームになると思います。

なおこのゲーム、各ワールドにはのび太、ジャイアン、スネ夫、しずかが隠れており、 全員会ってないとクリアしてもバッドエンドになるようです。
バッドエンド云々よりも、捕まっているわけでもないようで、なぜ君たちがこんな所に隠れているんだということが ずうっと気になってしまうのでありました。

他のドラえもんゲームは残機制+ライフ制というものが多いので、このゲームにも欲しかった…
というと、逆にヌルゲーになっちゃいそうな気もしますが。
せっかく鎧制度をとったのだから、それをもっと活かせるように、アイテムを多めにする改良なんてどうですかね。

お勧め度:☆

メガドライブ版は楽しかったのにこっちのセガドラえもんは残念。