ROOTWEB企画ドラえもんゲーム列伝

ドラえもん どこでもウォーカー

[2021/06/05追記]

プレーを進めたのでこの文章は古いです。
ファーストインプレッションとしては価値があるので文章は残します。

ゲームボーイアドバンスで発売されました、2本目です。
GBAは本数が少なく、「緑の惑星…」とで2本だけです。

実は私、少し前に紹介しました「あるけあるけラビリンス」とごちゃごちゃになってまして、 全く別物であるとわかったのがつい最近なのです。
入手したのも本当につい最近。プレーもあまりしておりません。すみません。

ボードゲームです。
毎度おなじみの5人が、さまざまなステージをルーレットを回して進み、 いろいろイベントをこなして点数の一番高かったのが優勝というルールみたいです。

これがですね、非常ーーーーに、かったるいです。
前回のドキドキ大救出の時もかったるかったのですが、輪をかけてかったるいです。
前回のはいわゆるヌルゲーと化していたというかったるさがあるのですが、 今回のは、ボードゲーム独特のかったるさなんですよ。

桃鉄(桃太郎電鉄)が好きで、かつて毎作やっていたことあるんですが、 あれは人数も4人までで変えることもできるので、一人の時もあまり苦にはなりませんでした。
しかしこのゲームは違っており、5人固定のようです。
4人までならまだ耐えられるんですが、5人だとアウトですね私。
自分のターン以外がCPUがトロトロとしか動かないので、時間ばかりかかるんです。
なんで5人なのよ。4人だったらまだ我慢できるよ。
ボードゲームってこういう待ち時間がイヤだったんですが、それをもろにくらい、やる気が半減しました。

「このマスに止まれば高得点のイベントがある」と設定され、そこを狙えば有利にはなるのですが、 マスには数字ちょうどで無いと止まれず、非情にも通過させられます。
桃鉄方式なのでしょうが、正直ちょっとストレス。
さらに、そのマスに向かおうとすると、道中にさまざまなイベントが配置され、 そのイベントには強制停止させられるので、なかなか進めずにイライラします。
かなりストレス。

そして、コース中にあるコインアイテムを一定数貯めると、プレーヤー全員参加のミニゲームが始まります。
はい、ミニゲーム嫌いな私はここでギブアップです。
マリオパーティみたいだなぁ…。
マリオパーティはミニゲーム嫌いを植え付けてしまった因縁のゲームです(^^;

重箱の隅つつくとすると、コース中に止まれるマスは、大きな四角とかいうので表されるのではなく、
数ドットの色のついた点が置いてあるだけで、非常に見づらいです。
コースの全体像がつかみにくく、鬱鬱な気分にもなります。

内容は変えなくてもいいんだけど、5人固定をなくして欲しいです。
それか、CPUの動作はほとんどスキップできるようにするとか。

お勧め度:-

クリアする元気がないので、おすすめ度は据え置き。


[2021/06/05追記]

プレーしました。

上の文章、ほとんどステージ進めてないうちに書いてたんですが、
「もしかしたら最後までプレーしたら評価も変わるのでは?」という期待もあり、進めました。

結論を先に申し上げると、ギブアップです。
あ、前もそうだったんだったorz

ゲームボーイアドバンス2作目。今回はボードゲーム。
レギュラーメンバー5人のうち一人を選択し、原作エピソードにもとづいたステージを、
5人とともに進めていく内容。
ステージはメンバーごとに5ステージ+エクストラ1ステージ、計30ステージ存在し、
各ステージ違ったルールとなっている。

私がプレーしたのは全30ステージ中28ステージ。
あと2ステージどうしたのよ、ってところですが、エクストラステージのアンロック条件に届かなく、
それで入れていないと言うことです。

あと2ステージ出せよ、ってところでしょうが。
現にアンロックされる条件はそんなに難易度の高いものではないです。
ないんですが、辛いんです。
正直の所を申し上げると「これで勘弁してくれ」という感想です。

私はドラえもんゲームは、ファミコンのハドソン版ドラえもんからしかつきあいがないんですが、
そこからのゲームの方向性として、レギュラー5人が異世界で冒険をするので実質固まっていると思ってます。
ファミコン版だけでなく、スーパーファミコン版、プレイステーション版、セガサターン版と、
冒険をゲーム化していることがうかがえます。

ところがこの作については、スタッフには

>TVアニメや漫画単行本の「ドラえもん」のような日常生活を起点にしたショートストーリーを楽しみたい、
(説明書「最後に」より)

という思いがあって、ボードゲームに行き着いたそうです。
このボードゲームというのが、私としては物足りなさしか感じられなかったのです。
これまでのゲームは、各作のテーマに則ったアクションが主体で、優劣こそあれど楽しめた内容だったのです。
ドラちゃん達はアクションしてなんぼだなぁという思いの方がずっと強かったです。

物足りなさ、というか退屈さが目立つボードゲームが少しならいいんですが、
それも全30ステージともなると、さすがに辛みしか感じられませんでした。

ステージのルールとしては、
・ある目的地に行く。
・あるNPC(動き回る)と同じマスに止まる。
・ステージ内に散らばったアイテムを回収する。
・あるNPCから逃げ回る。
などバラバラです。
中にはゲーム開始直後にコンピューターが目的のNPCを捕まえて即ゲーム終了なんていうこともありました。
ここまでくると運ゲー以外の何物でも無いです。ちょっと酷くないですか?
移動すること自体も、途中にNPCやアイテム、秘密道具などが置いてあると、
ルーレットの目が余っても強制的に止まることになり、これがとてもストレスになってます。
(同時に戦略にもなるのですが)

アクション要素であるミニゲームがあるのですが、これもなかなか。
ゲーム自体は決してデキは悪くないのですが、コンピューターが異様に強く、
全く経験値のないプレーヤーは大きく水をあけられることもしばしばでした。
あまりにもプアプレーされるよりはマシですが、最下位になると強制的に1回休みになるので、
なんだか他のメンバーに集中砲火されてるようで、非常にストレスです。
(ゲームコインというアイテムを持っていれば1回休みは回避可能)

各キャラの特技や秘密道具を使用したり、イベントに使ったりするのに、
スターポイントというものが必要になります。
このスターポイントはイベントや止まったマスで増減するのですが、
この増減処理がどうも怪しいというか挙動不審です。
増えるはずなのに数字が増えてなかったりとかザラでした。
しかし減るときはきちんと減ります。
これ下手するとオーバーフロー(アンダーフロー)起こしません?

特技を使って他のキャラの妨害をするのですが、この各特技を使うには条件があります。
主にスターポイントを一定数所持しているか、という条件です。
しかし条件を満たしているにもかかわらず特技が使えないということが多々あり、
結局いつ使えるのか、ということがさっぱりわからず、ここでもストレスがたまるのでした。

このゲームのいいところ、と探してみたんですが、
原作にしか登場しないマイナーキャラ(ex:ドンジャラ村、ハルバル)も登場させたり、
その他原作をなぞるようなストーリーだったり、原作へのリスペクトは非常に高く感じられました。

ただ、私としては、ドラえもんはアクションがいいのかな、と強く感じます。
タクティカルなボードゲームは、ドラえもんには食い合わせが悪くないかなぁ。

お勧め度:評価不能

全ステージクリアできたら評価したいです。でも、しかし、うーん。


[2021/08/07追記]

前回、全ステージクリア前に精根尽き果ててギブアップした同作ですが、
ついに、とうとう、全ステージやっつけました。

ほぼ運ゲーのステージもあり、実機でクリアは困難になると思われるため、
レトロフリークにセーブデータを移動させてのプレーに切り替えました。
ステートセーブとロード、早送りもできるので効率が大幅アップです。

なぜこれまで使わなかったのかというのは…諸般の事情というか、そんなところですorz

スネちゃまステージの残りは、通常1個とエクストラ1個。
通常ステージのクリア条件は、画面に隠れている(移動中しか表示されない)NPCと同じマスに止まるというもの。
自分より先にCPUが同じマスに止まると問答無用でゲーム終了です。もちろんバッドクリア扱い。
これ、NPCの位置や出目によってほぼ運ゲーのため、ステートセーブが必要だと思います。

エクストラステージ、これまでドラちゃん、静香、のびちゃんとプレーしたのですが、
複数のマップを使った非常に長いステージだったので、今回も覚悟していましたが、
なんのことない、ごく短いステージでした。なんやねん。

スネちゃまのエクストラステージはマップ中に隠されたアイテムを、町の人から聞ける証言を頼りに探すというもの。
当然画面には描画されないので、きちんと位置を特定する必要があります。
それでも短かったなぁ。

ジャイアンも通常ステージ1個、エクストラステージ1個。
こちらの通常ステージ、腕ずくチケットを多く配ったプレーヤーが勝者のよう…ですが、
勝利条件がさっぱりわからず、やり直しになるのではという不安感しかなかったです。
こういう大事な条件をぼかしてわかりづらくするのは64版2作目を大いに彷彿とさせます。
まあなんとか、クリア条件にはなったようです。なぜかわからんけど。

タケシのエクストラステージは、白亜紀に来て遊んだ後、置き場所を忘れたタイムマシンを探す物。
これはマーカーが表示されるが、フェイクが入っているため、当たりを見つけるまで続けることになります。
これも当たりをCPUに取られたためバッドエンド…
と思われたのですがなぜかクリア扱いになってました。なんやねん。

これにて、全ステージをクリアしたんですが、特に特典などはないっぽいです。
ドラえもんゲームは好きだけど、レギュラーメンバー5人同士でつぶし合いを見ているようで、
私はちょっといたたまれない気持ちにはなってます。

ドラちゃん達は仲間同士でつぶし合いよりは、団結して難局を乗り越えていくのが一番美しいんじゃないかなぁ…
っておもうんですけどねぇ。

お勧め度:☆

面白くない、ってわけじゃないのだけど、正直自分に「響かなかった」というところです。
桃鉄のように複数人でやるのが前提のゲームなんでしょうね。