ROOTWEB企画ドラえもんゲーム列伝

ドラえもん2 のび太と光の神殿

1998年に、エポック社から発売されました、Nintendo64の2作目。

のび太がどこかの世界らか持ち出した光のクリスタルのせいで、異世界に飛ばされてしまったいつもの5人が、 元の世界に帰るべく、冒険するというストーリーなんですが。

非常に残念なゲームです。

私の中ではクソゲーの箱に入るか、入らないかというところです。
なぜかというと、ゲームシステムが適当すぎるんです。

重要アイテムとして、光のクリスタルというのを持たされるんですが、 これにはクリスタルの持っているパワーというパラメータがあるんです。
で、このパワーがなくなってしまうと、問答無用でゲームオーバーになる、そうです。
(確かめたわけじゃないですが)
それでは困るというので何か回復手段はないかというと、あるそうなんです。
道端などに落ちている青いクリスタルを拾っていって使うとパワーを補える、 と説明書には書いてあります。

でも、
・どのくらいのペースで減っていくのか。
・どのくらいの量のパワーを、どのくらいのクリスタルで補えるのか。
・いつ、どこで、だれが、だれに、どうやって操作すれば補えるのか。

ということが、一切不明なのです。
説明書はおろか、ゲーム中にもほとんど情報はありません。
つまり、プレーヤーは、いつ爆発するかわかったもんじゃない時限爆弾を抱えさせられ、 爆発する前にゲームクリアしろといわれているのです。

結果的には、よほどのへぼプレーをしない限りは、普通にクリアできるんです。
でも、初見だと、わからないですよね。
不安で不安で仕方なく、私はこれを「残念」と表現してます。
ゲーム進行にかかわるような重要なパラメータをうやむやにされるのは、不安にしかならないじゃないですか。
というか説明書にも載せないっていうのは大問題じゃないですか?

しかもしかも。
このパワーというのが、時間経過をすると減っていく、ように見えるんですが、 ある条件でしか先に進めない箇所があり、その条件をそろえるには、 ひたすら時間経過をさせなければならないのです。
もしその間に、パワーなるものが尽きてゲームオーバーになったら、 それこそ「詰み」になりますよね。
よほどのへぼプレーでなければ大丈夫ですが、こういう可能性も無きにしもあらず。

ひとつ、いいところを挙げるとなると、音楽がめちゃくちゃいいです。

とまあ、酷評ばかりしていても仕方ないんで、検証もしてみたんですよ。
クリスタルのかけらとやらで、いつどこでだれがどうやって回復するかわからないけど、 取得したクリスタルの数をゲーム最初から最後まで注意深く観察しておりました。

クリスタル、1個たりとも、消費しませんでした。

結論:わかんない。

お勧め度:☆☆

普通にクリアできるからいいんですけど、気になるときは気になるじゃないですか。