ROOTWEB企画ドラえもんゲーム列伝

ドラえもんのび太の南極カチコチ大冒険

同名の劇場版のゲーム化。見下ろし形のアクションゲームと、ミニゲームで構成されている。

フリューエンジン(勝手に命名)とも呼ぶべきゲームシステムから一新、
今回はステージを見下ろすような視点となっている。
キャラクターはレギュラー5人+ゲストキャラ(カーラ)の6人で、ゲーム中はいつでもチェンジ可能。

ステージにもうけられたノルマを達成することでステージクリアとなる。
ノルマは、敵を一定数倒す、宝石を一定数集める、ゴールに到達する、など。
ステージ中にはアイテム(「おたから」と表示)が隠された箇所があり、
ひみつ道具やパワーアップアイテムを取得していくのも重要。

各キャラクターは性能差がある。

  • ドラえもん:サブウェポンの回復時間が早いが、ネズミの敵が現れると操作困難になる。
  • のび太:ショックガンを武器にするが、これといった特徴なし。
  • スネ夫:移動スピードが速い。コエカタマリンを武器にする。
  • ジャイアン:スーパー手袋を使用する。攻撃力が高い。一部の壁を壊せる。
  • 静香:6人の中で唯一、体力を自動回復する能力がある。
  • カーラ:攻撃力が高い(?)

キャラを選択しながらのゲームになるが、私がプレーしたときは、

  • ドラえもん:ネズミ敵がいつ、どのステージに登場するかがわからないため選びづらい。
  • のび太:何が長所なのかわからずじまいだったので他のキャラを選びがち。
  • スネ夫:序盤は移動スピードが速いのが取り柄だったが、パワーアップアイテムを取得して行くにつれ、
    他のキャラも移動スピードが上がるため、すっかり埋没してしまう。
    またコエカタマリンも撃った直後に大きな硬直が発生するようでとても使いづらい。
  • ジャイアン:敵キャラとの間合いがよくとれず、近接攻撃の難易度が高い。壁を壊すときくらいしか使えない。
  • 静香:ゲーム中は体力回復手段がほとんどないため重宝する。
  • カーラ:攻撃力が高いらしいので重宝する。
といった風で、静香とカーラばかり使ってた。

これまで3DSドラえもんゲームはかなりやりづらさを感じていたが、
今回は打って変わってかなりプレーしやすかった印象。
ジャイロ操作が必要なミニゲームもあるが、スライドパッドでの操作も可能のため、ここがありがたくも感じた。

個人的にはアラも感じさせない良ゲーだと思っているが、敢えて難を述べるなら、
ステージ数がやや多過ぎな印象であった。
同じような画面のダンジョン探索が続くのはちょっと飽きないかなぁ。
まぁいいんですけど。

ちなみに最後のラスボス戦もミニゲーム扱いなのだが、1回目プレーしたときはタイムオーバーになってしまった。
「なんだこれ、こんなの倒せるのかよ!?」と不安になって再度プレーしたが、
2回目はタイムオーバーになるどころが大幅に短縮してクリアしてしまった。
…手加減された!?

BGMがカッコいい。ドラえもんらしくないけれど。

お勧め度:☆☆☆☆☆

3DCGのパオパオ、あの3目をポリゴンで再現したのは素晴らしいと思います。