ROOTWEB企画ドラえもんゲーム列伝

ドラえもん のび太と奇跡の島

同名の劇場版のゲーム化。
絶滅動物たちが住むベレーガモンド島を舞台に、依頼された生物の写真を撮影していく。
登場する生物は130種以上。

撮った写真は評価されるが、難易度はあまり高くなく、簡単に高得点が取れるのがほとんど。
ただごく一部、どうしても高得点にならないものがあり、ちょいストレスではあった。

ひみつ道具を使用しないと撮影できない生物も。
モーテン星やにおい追跡鼻など。
エリアによっては障害物があるが、これがマップに入るたびに復活し、
いちいちひみつ道具を使用しなければならないのが煩わしい。
ひみつ道具博物館でもあったけれど、是非ともなくして欲しかった。
…というか、年代的にこのスタイルが確立したのがこのゲームなんだろうね。

ゲーム上はミニゲーム扱いであるが、虫相撲によるバトルが大きなウェイトを占めている。
相手との駆け引きや必殺技の出しどころなどがアツい。
このゲームだけで一つのゲームができるよう…まあ、実際できてるんでしょけど。
バトルパートは全てこれなので、きっちり自機のカブ太を成長させていく必要がある。

写真の評価の仕方がイマイチよくわからず。
大きなツノを持った動物でツノを含めて撮影したら低評価、ツノを無視したら高評価になる。
かと思いきやその逆もあるようで、基準が曖昧模糊としており、これがストレスの原因かもしれない。
ケナガマンモスを評価をS以上で撮る必要があるのだが、何十枚撮っても高得点にならず悩みに悩んだ。

撮影自体は前述の通りあまり難易度は高くないのだが、
中には「これどうなってんのよ!」と言いたくなるものもちらほら。
とはいえひどく苦労するほどではなく、よくまとまったゲームだと思います。
動物好きならおすすめできる1本かもしれません。

お勧め度:☆☆☆

2012年と、3DSがリリースされてまだ間もない時期だったけれど、この時に3DSゲームのドラえもんとして確立したフリューは評価できると思います。