ROOTWEB企画ドラえもんゲーム列伝

ドラえもん のび太のひみつ道具博物館

同名の劇場版のゲーム化。
未来の世界にあるひみつ道具博物館を舞台に、ひみつ道具を盗む怪盗デラックスの謎を解き、
奪われたひみつ道具を取り返していく。

広大な博物館内で謎解きをして、隠された物を発見していくことに重点が置かれ、
アクション性は以前の宇宙英雄記よりはなくなっています。
カメラワークは相変わらずですが、アクション性がない分、あまり気にはならなくなってます。

年齢層を考慮すると謎解きなんて簡単でしょ。
と思いきや、相当な洞察力が求められるものもあり、やり応えはあるにはあります。
マップ内に配置された何気ない多数のオブジェクトから一つだけを探し出す、
なんてミッションもあり、個人的にはこれが辛かったです。

ひみつ道具150個を見つければクリアと言うことになってます。
150個はちょっと多いかなぁ…って気はしてます。

不満点1個目。
マップ移動にはひみつ道具が必要な箇所が何カ所もあります。(ex:通り抜けフープを使って壁を抜ける)
そのたびにいちいちメニュー画面からひみつ道具を選択しなければならないのが煩雑でした。
この移動作業も謎解きに含まれている都合なのでしょうが、
探索を重点とする上では、マップ移動はスムーズに移動できるようにして欲しかったです。
ひみつ道具が必要な箇所で、最初だけ選択させ、2回目以降は簡略化する、
というようなのが欲しかったです。

2個目。
マップ中には鉄くずが落ちており、それを回収してポポンに持って行き、
パーツに変換して、クルトがひみつ道具を作る、というものがあります。

このパーツ変換作業が煩わしいです。
1個ずつ吸い込んでは吐き出させる作業になるため、鉄くずが何十個とたまってくると、
ひたすらボタンを押すだけの作業になってきて、ダレます。
ここは何十個かまとめて変換できるようにならなかったのかなぁ。
いいじゃんゲームだし、そのくらいしてよくない?
全てのひみつ道具を作ると回収作業は不要になるのですが、「ああやっと終わった」と変な安堵感になりましたorz

3個目。
ミニゲームが微妙に難しいです。
画面に表示されたボタンをタイミング良く押すリズムゲームがあります。
リズムゲーム全然ダメな私なのでしんどかったですorz

ゴルゴンの首の光線を鏡で撥ね返すゲームもキツかったです。

一番キツいのが、跳ね回る椅子を捕まえるというもの。
ジャイロ操作なんですが、これがかなりキツい。
これをクリアしないと先に進めない、セーブもできないというのもキツさに拍車をかけてます。
いいじゃんかよー、椅子なんか捕まえられなくても。ストーリーに絡んでくるわけでもないでしょー。
前プレーした宇宙英雄記や、後に控える奇跡の島にもジャイロ操作ゲームがありますが、
なんでこうもジャイロ操作が多いんでしょ。

椅子取りゲームは最低難易度でも何度もやり直しになりました。
他のゲームは最低難易度ではたいしたことなく、きっと作る側もそのくらいのレベル設定であるなんでしょが、
それができないってのは自分としてショックですorz

お勧め度:☆☆☆☆

総じて、謎解きゲームとしては非常に良いと思いますが、ちょっとダレ気味かなと思います。