ROOTWEB企画ドラえもんゲーム列伝

ドラちえ ミニドラ音楽隊と7つの知恵

ドラえもんは学習ゲームや知育ゲームも非常に数多く出していますが、
私も当初はその一つだろうなー、としか考えてなかったです。
でもそれはいい意味で裏切られました。
これ楽しいです。

勝手に動き回るミニドラを、ブロックを配置してゴールまで導くとクリア。
ルールはこれだけですが、いざ高得点を取りに行こうとすると、大人でも熱中してしまうのです。
パッケージには「年少児から大人まで」と書かれてますが、これは伊達じゃないっすね。
高評価だとエクストラステージがアンロックされるため、そこに行きたさをついた、
心憎い演出に見事はまってます。

知育ゲームらしいクイズゲームもありますがあくまでサブ、
ミニドラ誘導をメインに据えたのは異質というか思い切ったというか珍しいと思います。
誘導するには推理や予測などが必要になってくるわけで、
ここには相当複雑な情報処理が脳内でなされるのでしょうね。
クイズゲームばかりではちょっと飽きてくるでしょう。

隠れた名作であると信じてるんですが、残念なところも。

コース全体を見回すことができません。
ポーズして見回すような機能があるのかと思ってたんですが、どうもないようです。
何画面にも及ぶコースもあるため、事前に作戦立てることも必要になってくるのですが、
それが困難なようで、難易度が変なところで上げられてる感じがしました。

ブロックが見づらい。
ブロックを画面内で動かして配置するのですが、動かしているブロック(判定なし)と、
すでにコース内に配置したブロック(判定あり)の区別がほとんどつきません。
最初この違いがわからず苦戦しました。
動かしているブロックは半透明にするなどの処理が良かったと思います。

早送り使用前後での挙動の違い。
Yボタンを押している間は早送りされ、ミニドラが高速移動するようになります。
これ自体は良い機能ですが、早送りする前、早送りした後で、
動かしているブロックの位置が全然違う場所になってしまうようです。
ステージによってはブロック配置→ミニドラ高速移動→再度ブロック配置といった
ステップを組む必要があるのですが、移動後にここに配置しようと用意してたブロックが、
高速移動後に全然違う場所に行って戸惑うことが多々ありました。

残念なところもなくはないですが、ミニドラをメインに据えたゲームの珍しさ、
ちょうどいいくらいのボリューム、BGMも良質なため、推せる1本になりました。

お勧め度:☆☆☆☆☆

ステージ後半になると難易度も跳ね上がってきて本気で悩みますorz