ROOTWEB企画ドラえもんゲーム列伝

ドラえもん きみとペットの物語

今回ご紹介するのは、2001年に発売されました、こちらでございます。
これが、かなりきてます。ダメゲーです。
ギガゾンビの逆襲以来のRPG2作目という位置づけなんですが、 前作が名作過ぎたのか、GBCを持ってしても前作を超えられてないと思います。

まずパッケージイラストがかなりきてます。
ゲームボーイのパッケージはやや縦長で、長いほうを立てかけるように陳列もされてますが、 本作にいたってはそういう暗黙の了解を一切無視したのか、横置きになってます。ロックを感じます。
そのパッケージイラストにしても、たけしが空き地で歌っているだけという、 どんなゲームかすぐにはわからないときてます。ロックを感じます。
一応、パッケージ裏にもイラストはあるんですけど、地球の上に男主人公といつもの5人が立っているだけという絵です。
画面がどうなっているのとかって、結構重要な情報なのに、そういうのは箱側面にもってかれてます。
こういうのがいいのかなぁ。

さて、肝心のゲーム内容ですが、前述もしましたがRPGとなってます。
街から家で飼っている犬や猫などのペットが次々と消失する事件が多発し、 その原因を探るべく、いつもの5人があれやこれやするゲームです。
今回は主人公を決めることができ、計6人で進むことになります。

私はこれは最後までいきましたけど、つくりがかなり雑すぎてがっかりというのが本音です。
ハードの能力というのをさしひいても、これはないだろうと思ってます。

何がダメかって、まずBGMがダメです。
GBCとはいえ、ファミコン相当またはそれ以上の音源を搭載しているはずなのに、 「あれ、うちのゲームボーイ壊れた?」って錯覚しそうなひどい音楽です。
音楽のことは文字では語りようがないんですが、2001年にもなり、ゲームボーイだって未知のハードじゃないわけだし、 かなり、とっても、寂しいつくりです。できることなら作り直してもらいたいくらいです。

例えるなら、そうですね、「Somebody Stole My Gal」ってご存じですかね。
吉本新喜劇のテーマでよく使われる曲なんですが。
あのへしゃげたようなトランペット(名前失念)の音がずっとふにゃふにゃ鳴ってると思ってください。
これのおかげで、どんなゲーム内容を持ってこられても全くの台無し状態なんです。
RPGって曲もじっくり聴くことあるじゃないですか。
大事な要素だと思うんですが、こういう扱いにされると、幻滅しかしません。

そして、最近のゲームには、ゲーム本編とは違ったミニゲーム的なものがついてくることが多いですけど、 その例にも漏れず本作品にもあります。
ただ、これが長い上に中断もできず、退屈しかしないというひどいものです。
内容は、5個くらいあるカップを伏せて、一個だけコインを入れて、カップをぐるぐる混ぜて 「さあコインの入ってるのどーれだ?」ってゲームありますけど、あんなのがあります。
いいんですけど、これを、10分とか15分とかぶっとおしでさせられるのは苦行としか言いようがありません。
前述のひどいBGMもあいまって、長時間やってると悟りの境地にも達します。

えっ、なんでそんなことしなくちゃいけないのかって?
実はこのゲームにはちょっとしたやりこみ要素がありまして、敵を倒したり、その他イベントをこなしたりすると、 カードがもらえるんですよね。そのためにミニゲームも極める必要があるのです。
ミニゲームはゲーム進行とは全く関係ないんで、全く無視しちゃえばいいんですがね。
でも、こういうミニゲームって、極めたくなっちゃうじゃないですか。

極めつけは、スネちゃまのスキル。
「いじわる」というのがあるのですが、これが敵1体をほぼ確実に離脱させるというもの。
これが、私の見た限り、どんな敵にも効いちゃうんです。
雑魚はもちろんですが、ラスボスにも効きます。
つまりスネちゃまがこれを使えるようになったとたん、ゲーム自体が崩壊するということになるんです。
バグだのちーとだの言ってられません。普通のゲームなら発売中止ものだと思います。

という、数々の香ばしい特徴を並べてきたんですが、あえていいところを挙げるとなると、 戦闘のエフェクトが、画面上で表示されることです。
スキルを使った攻撃や防御だけでなく、通常の攻撃でも表示されて、相当書き込んだんだなーと思います。
ゲームボーイという制限極まりないハードでやってのけるのもまたロックを感じます。(そればっかり)
GBCだとドラクエIIIもだいたい同時期に発売され、エフェクトを書き込んでますね。

お勧め度:☆

とはいえエフェクトがよくっても擁護できないくらいダメなんだよなぁ。